畳の寿命と張替えをする判断の目安及び張替え方法の種類
最近はフローリングの住宅が増えていますが、和風の家屋にはやはり畳の方が似合います。
また、高齢者には畳に布団を敷いて寝たいという人が少なくありません。
ただ、畳には寿命があるため、年月を経ると張替えの必要が生じます。
●畳の質の違い
畳は大きく分けて畳床、畳表、畳縁の3つから構成されています。
イ草の長さが長いほど上質な畳になり、色ムラの一切ないことが特徴になっています。
使用するイ草の量は、安い畳で5,000本~6,000本、高い畳になると7,000本以上というものもあります。
また、縫糸の種類にも違いがあり、安い畳は麻糸のみ、高級な畳には麻糸と絹糸で編み込まれた糸が使われています。
安い畳と高い畳は外見からも簡単に見分けることができ、高い畳は安い畳より厚さが太くなっています。
また、弾力やハリも大きく異なるため、座り心地や触り心地でもその差が分かります。
●畳の寿命
畳の寿命としては、一般的に約10年程度が目安とされています。
ただ、直射日光が長時間あたる南側の部屋と日光があまりあたらない北側の部屋の畳では、
南側の畳の方が早く劣化します。
また、重たい家具が置いてあったり、カーペットが敷いてあったりすると、通常より劣化が早まります。
ちなみに、半年に一度程度、4~5時間天日干しにし、全体にまんべんなく風があたるようにすると、
寿命が延びるようになります。
また、天日干しによって、ダニを除去することもできます。
なお、畳表は陰干しにし、日焼けをしないように注意します。
メンテナンスを定期的に行うと、10年以上寿命は延びることがあります。
●畳の張替え方法
寿命の前であっても、畳にささくれができたり、色あせが目立つようになったりしたら、張替えを検討します。
古い畳は衛生的にも問題があり、ダニなどの害虫のせいでかゆみや腫れが生じ、
ひどくなるとアレルギー症状の出ることもあります。
使用期間が以下になったら、畳の張替えの時期と言えます。張替えには以下の方法があります。
1)表替え:約4~5年程度
表替えとは、畳のベースとなる畳床(畳の土台部分)はそのままに、畳表を新しいものに取換える方法のことです。
その際は、縁(畳のフチにある布)も新しいものに付替えます。
表替えをすると畳の美しさが蘇り、イ草の良い香りも復活します。
一般的に、約4~5年程度が目安となっていますが、上質な畳には10年以上劣化しないものもあります。
表替えの費用は、1畳で約4,000円程度~約7,000円程度で、畳縁を交換する場合は1畳で約3,000円程度です。
畳を新しいものと交換するよりはコストを抑えることができます。
なお、表替えの作業は約1~2日で終わります。
2)裏返し:約2~3年程度
畳の裏返しとはその名の通り、年数を経て劣化してきた畳表を裏返し、裏側の綺麗な畳を表に出す方法のことです。
一枚の畳で2回新品を楽しめることになりますが、当然裏返しは一度しか使えません。
また、5年以上も使用した畳の場合は畳自体が劣化している可能性があり、裏返しても意味の無いこともあります。
裏返しは現在の畳をそのまま使うため、費用は1畳約3,000円程度~約5,000円程度と安く済みます。
作業は表替え同様、1日若しくは2日で終了します。
3)新品交換:約10年程度
畳自体がヘタッてきたり、ギシギシと音が出るようになったりしたら、新しい畳に交換した方が賢明です。
新品の畳の場合は種類にもよりますが、1畳約8,000円程度~約20,000円程度の値段になっています。
今までの畳を処分して新しい畳を入替えるため、作業に3日ほど要することもあります。
●まとめ
新しい畳はイ草の香りがとても爽やかに感じます。
ただ、畳は年月とともに劣化するため、裏返しにしたり、表替えをしたりする必要が出てきます。
なお、定期的に天日干しをするなどのメンテナンスをしていると、寿命が延びるようになります。
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